皆さんこんにちは。協会セラピストの七海ひかりです。
さて今回は、前回コラム「捉え方ひとつで行動が変わる」の延長とも言える内容です。
捉え方次第で前に進めなくなる現実を作り出してしまうものですが、もうひとつ見失うと動けなくなる要因と出来事があります。なんだと思いますか?
それは、「目標」を見失うこと。
誰しも人生の中で波があるものですが、やる気が出ない・ネガティブなことばかり頭に浮かんでくる等は自分の中で目指すべき道標がないからなのかもしれません。
人は目指すべき道筋、エネルギーをかけられる場所が見えるだけで希望を取り戻せるもので、私にもそんな経験が日常的にあります。
では、目標を見失っていれば作ればいい!確かにそうなのですが、ただ表面的に設定しただけでは心がついていかず、結局手につかなくて「やっぱりできなかった」という思いを強めてしまいかねません。
ここでのポイントは「感覚的に心がワクワクする」目標を再設定すること。実際に私たちのリカバリーセッションでも行うことがあるのですが、どんなふうに設定していったら良いか簡単にお伝えしますね。
心がワクワクする目標を再設定する方法
①自分が動けずに悩んでいることを書き出す
例)子供が3人いて1人になる時間がない。実家も近くにあるけど、両親に子供3人もお願いすることが申し訳ない。
②〇〇することができたら、どうなれそうか?考えてみる
例)両親に子供3人をお願いすることができたら、どうなるか?
→1人になれて、やりたいことに集中できる環境や時間ができる。
③さらに、それができるようになったら、自分・家族はどうなれそう?
例)自分は負のループを抜け出せる。抜け出せたら明るく子供達とも接することができ、子供達とも支え合いながら生活することができる。
④その状態になれたら自分の感情はどう変化しそう?変化を受けて家族の反応は?
例)子供達や周りの人への感謝が溢れてくる。小さいことに幸せを感じられる。子供達も「ママありがとう」っていってくれそう。そうなったら自分もこの子達に生かされているなってまたありがたく思う。
目の前の結果や悩みに囚われていると、不安や焦りが大きくなってしまいます。
「〇〇した先で、■■な未来が待っていて、△△な感情になれている」と想像することができたら自然と「あれをやろう!」という気持ちになれます。
今、先が見えなくて動けない。
そんな方は、今日やらなくてもなんとかなるなら一旦やるべきと思っていることは横に置いてみましょう。そして、めざした先にどんな未来が待っているのか向き合う時間を作られてみてくださいね。