違和感こそ、私たちの高精度センサー

カウンセリングでは変わらない・認知や思考のクセを修正し、繰り返す問題を断ち切る。

30分で根本問題を理解できるスキルを体験していきます。

私たちが日々生きている中で、
ふとした瞬間に心に引っかかる“違和感”を覚えることがあります。

「この選択、本当に自分が望んでたのかな?」
「相手の言葉、どこか本心じゃない気がする…」
「なんとなく、ここにいると疲れる」
「この人、何か隠してる?」

理由ははっきりしないけれど、
“なんか変かも”と感じるあの感覚。

それは実は、
あなたの中に備わっている「本質を見抜く力」や「未来を読む感覚」からのサインかもしれません。

違和感には2つのタイプがある

違和感と一言でいっても、大きく分けて次の2つに分類できます。

① 自分の選択に対しての違和感

たとえば
・「やりたい」と思って始めたのに、続けるのがしんどい
・「これが正しい」と思って選んだのに、心がモヤモヤしている
・「自分で決めたはず」なのに、どこか納得していない

これは、自分の内面にある「本当の望み」と「今の選択」にズレが生じているときに起こります。

多くの人は、“頭では納得させよう”としますが、心と体は正直。
無理をしていると、違和感は「やる気のなさ」「疲労感」「イライラ」「体調不良」などで教えてくれるのです。

② 周囲の人・環境に対しての違和感

こちらは少し感覚的ですが、非常に重要な“感知力”です。

たとえば
・相手の言葉と表情が合っていない
・いつもと違う空気感、声のトーン
・その場にいると、なぜかザワザワする
・「この人、今にも泣きそう」など、言葉より先に“感じてしまう”こと

これは、相手の本音や場のエネルギーの変化を無意識レベルで読み取っている状態です。

敏感な人ほど、相手の未処理の感情や、言葉にできない空気感に反応しやすく、
それを“自分の感情”だと勘違いしてしまうこともあります。

なぜ私たちは「違和感」を感じられるのか?

この“違和感センサー”は、決して偶然の産物ではありません。
人間に元々備わっている【直感】【観察力】【無意識の情報処理能力】の働きによるものです。

たとえば…

  • 過去の経験と目の前の出来事を瞬時に照合し、「何かがズレている」と判断している
  • 相手の目線・呼吸・沈黙の長さなど微細な情報を、無意識で統合して“おかしい”と感じ取る
  • 自分の内なる価値観や信念とズレている情報に、身体や感情が反応する

つまり、違和感は
「今、この瞬間、意識では捉えきれていない違いや変化を、あなたの感性がキャッチしている」状態なのです。

違和感を深堀すると

① 経験に基づく「無意識の照合」

私たちの脳は、日々の経験から得た情報を蓄積しています。
違和感とは、今目の前で起きていることが、
「これまでの自分の感覚」と照らし合わせたときに一致しないことで起こる“ズレ”の感知。

たとえば、

  • 「この人、笑ってるけど、いつもと違う」
  • 「この選択、正解なはずなのに、どうしてもしっくりこない」

そう感じるのは、過去にあなたが“それとは違う真実”を知っているからこそ。

② 身体感覚としての反応

違和感は、頭ではなく身体が先に教えてくれることも多いです。

・お腹がモヤモヤする
・胸がザワザワする
・急に冷たく感じる空気
・なんとなく緊張する

これは、視覚・聴覚・触覚などを通じて得た微細な情報を、身体が無意識に処理して、
「何かおかしい」と教えてくれている状態。

違和感は、“感情”というよりむしろ“生体反応”に近いこともあるんです。

③ 未来の“兆し”を察知するセンサー

実は、違和感は「今」のズレだけでなく、
「このまま行くと、ちょっと危ないかも」「何かが変わる前兆かも」といった未来のサインとして感じることもあります。

特に、

  • 看護師や支援職として、日々人と向き合っている方
  • 子どもの微細な変化に敏感な親御さん
  • 起業家や経営者など、感覚で判断することが多い人

こうした方々にとって、違和感は“早期キャッチ能力”のようなもの。
未来を予測する“直感的レーダー”の役割も果たしているんです。

“本当の自分”を生きるための羅針盤

違和感を抱いたとき、人は迷います。
でも、その迷いの中には、“新しい方向性”や“本当の気持ち”が眠っていることも多いのではないでしょうか。

違和感は、「このままではちょっと苦しいかもしれないよ」「そろそろ見直してみない?」と、あなたにそっと問いかけてくれているのかもしれません。

そして、そもそも違和感を感じられるということは、
あなたが「ただ正解に従うのではなく、自分なりの“本質”を感じ取る力」を持っている証です。

この感覚は、きっとこんな場面で役に立っています。

・支援者として、誰かの心にそっと寄り添うとき
・看護や医療、教育など、人と深く関わる現場で判断を下すとき
・子育てやパートナーシップの中で、ちょっとした変化を見逃さないとき

違和感を感じる力は、“敏感すぎる弱さ”ではなく、
信頼関係を深めるための大切なセンサー

あなたの感受性は、誰かを守る力にも、
未来を整える力にもつながっていきます。

実際に私たちが実施している「リカバリーセラピー」も、まさにこの違和感を活かしたカウンセリング技術です。
“なんとなくおかしい”という感覚を、身体の反応としてキャッチし、
そこからクライエントの本音と建前のズレを見抜いていきます。

この技術があるからこそ、表面的な会話では届かない「深い部分」にアクセスでき、
短期間で、しかも本質的な問題解決が可能になるのです。
まさにカウンセリングの羅針盤とも言える力です。

そしてこの力は、特別な才能ではなく、練習によって誰でも習得できます。
日々のトレーニングを通じて、自分の感覚を信じ、違和感を味方につけてみてくださいね。

違和感を味方にするには?

  1. すぐに否定せず、立ち止まって「なんだろう?」と問いかける
  2. その場の空気、相手の表情、自分の感情を観察する
  3. 誰かに話して言語化する or ノートに書いて整理する

① すぐに否定せず、立ち止まって「なんだろう?」と問いかける

違和感は、「危険」でも「不正解」でもなく、
“気づきの種”として届いているメッセージです。

違和感を感じたら、まずやってみてほしいのはこれです。

「私は今、何に引っかかっているんだろう?」
「これは誰のための選択だった?自分の本音に合っている?」
「もしかして、どこかで無理してない?」

問いは、答えを急がなくても大丈夫。
大切なのは“問いを持ち続けること”です。
問いを持つことで、違和感は「ただの不快感」から「自分を深く知る入り口」へと変わっていきます。

② その場の空気、相手の表情、自分の感情を観察する

“何を見て、何を感じて、なぜ違和感が生まれたのか?”を丁寧に拾うことで、感覚は研ぎ澄まされていきます。

違和感を感じる場面では、言葉では説明できない“ズレ”があることが多いもの。

たとえば──
・相手の表情がぎこちない
・声のトーンがいつもと違う
・自分だけが空回りしている気がする
・「大丈夫」と言いながら、目が泳いでいる
・その場の空気が一瞬ピンと張り詰めたような感覚がした

こうした微細な感覚を、無視せずに観察する。
それは、自分の感情だけでなく、相手の状態や場の流れを読み取る力を高める訓練になります。

日常の中でも、意識的に
「今、私の中でどんな感覚が起きている?」と問いかけてみるだけで、
あなたの“センサー”はどんどん繊細で正確になっていきます。

③ 誰かに話して言語化する / ノートに書いて整理する

違和感は、心の中だけでグルグルしていると、だんだんわからなくなってしまいます。
だからこそ、大切なのが言語化すること

信頼できる人に話してみるのも良いですし、
まずは紙に書いてみるだけでも十分です。

書き出すと見えてくるのは、
「なぜそれを不快に感じたのか?」という価値観の違いや、
「こう思いたいけど、本音では…」という内なる矛盾だったりします。

たとえば──

「〇〇さんの言い方に引っかかった。理由はわからないけど…」
→書いているうちに、「自分の中の“こうあるべき”に触れたからかもしれない」と気づく。
→さらに、「私は本当はこう感じていたんだ」と、本音が見えてくる。

このプロセスを繰り返すことで、
違和感はただの“感情”ではなく、「自己理解の手がかり」に変わります。

違和感は「自分との信頼関係」を築く入り口

私たちは日々、誰かとの関係の中で生きています。
だからこそ、つい「他人との関係性」に意識が向きがちですが、
本当に大切なのは、自分との信頼関係です。

違和感にちゃんと耳を傾ける。
その感覚をなかったことにせず、静かに向き合う。
そうやって自分の“感じていること”を否定しない積み重ねが、
「私は私を大切にしてる」という感覚を育ててくれます。

その感覚が根づいていくと、
周囲に振り回されることなく、自分の本音に正直な選択ができるようになります。

違和感は“未来の選択ミスを防ぐセンサー”

違和感とは、あなたの「真実を見抜く目」。
そして、「まだ言語化されていない、でも確かに存在する真実」を
そっと教えてくれるセンサーでもあります。

その感覚を持てるあなたは、
決して鈍感ではありません。むしろ、感受性が高く、未来を創る力を持った人

これからの時代に必要なのは、
過去の常識に従う力ではなく、
“まだ見ぬ未来を感じ取り、選びとっていく力”。

その第一歩は、あなたの中にある“小さな違和感”に気づくことから始まります。

違和感を感じるあなたは、鈍感なのではなく“感受性が高く、未来を創る力を持っている人”。
その感覚は、これからの時代にますます必要とされていくはずです。

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自分を責めてしまう・こどもへの申し訳なさがある
離れたのにまだ苦しい

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▼リカバリーセラピー

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