こんにちは。一般社団法人FP看護師パートナー協会 代表理事の高梨子です。
独立してお仕事をしている人、もしくはしようとしている人に多いお悩み。
実績がない、影響力がない、大した資格がない‥‥だからお仕事がうまくいく気がしません。クライアントさんの問題も解決できる自信がないんです、と。
そしてそれを埋めるためにセミナージプシーになっていたり、やみくもに交流会に参加したり、SNSを頑張ったりしていませんか?
これはよく聞くお悩みのパターンです。
もちろん手段としては大切な行動ではあるのですが、本質はそこではありません。何かを埋めるように行動していること自体が課題なんですよね。この本質的な課題が解消されると、ご自身のビジネスにとって大切なモノ・コトに時間もお金も使えるようになり、クライアントさんへの満足度も上がっていくようになります。優先順位のつけ方が変わってきます♪
資格や実績の大きさでクライアントの問題が解決する?
よく勘違いしてしまう方が多いのですが、資格がたくさんある事や大きな仕事をしている事自体が、クライアントの問題解決に直結するわけではありません。逆に幅広く様々なことを学んでいると、深さがなくなってしまうことも。カウンセラーも様々な講座があります。でも言葉の本質を感覚的にしっかりとらえられている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
メジャーとなっている傾聴がベースのカウンセリング技術では、クライアントの言葉をそのまま受け止めてしまうため、その時々の苦しさを解消するだけの対処療法となります。問題解決が目的にはなっていません。
そのため問題解決を求めているクライアントにとってはミスマッチになってしまいます。これはカウンセリングが浸透しない原因の一つではないでしょうか。本当は拗らせてしまっている問題そのものも解決できるんです。こういった深い問題が解消される感覚をカウンセラー自身がしっかりと経験しているかで、クライアントに提供できるものも変わってくるでしょう。
人は心の奥の言葉を簡単には出しません。つい頭で考えた思考の言葉で返答してしまいます。だからこそ問題解決に時間がかかるのが通常です。ですが、その言葉が表面上の言葉かどうかは、本来、人は感覚で捉えることができるので、その感覚を磨いていくことに意識を向けていくことがカウンセリング技術には重要となっていきます。
話すだけで癒される事案が急増
これは私の話なのですが、2023年に入って突然「話すだけで心が軽くなります。」「悩みがあってきたのにセッションしなくても悩みが解消しました。」「声だけで癒されます。」「学びの時間のはずなのになぜか心地よくなりました」などと、声を発しているだけで癒されたと言ってくださるようになったのです。
2023年と言えば、私自身深く持っていた問題を解消させてきた年でした。自分自身でも大きく変わったと感じますし、周りの人にも変わったと言われます。
大きく変わったことの一つ、感覚的なものの話になるのですが、嫌悪感のあった虫に対しても、負の感情を持たなくなり、共存ができるようになりました。部屋にカメムシが飛んでいても嫌悪感がなくなったのです。苦手な人に対して、苦手という感情がなくなる、口座残高が1万円切っても不安・恐怖心が全くなくなる。など、今まで同じ状況では感情が確実に揺さぶられていたような状況でも、感情が揺れ動かなくなったのです。大波がさざ波になった感覚です。
そこから、クライアントの問題解決のスピードや、人生のコントロールできる幅が大きく変わったのを鮮明に覚えています。
これは何が起きていたのでしょうか。
確実に伝わっているものが変わった。と私自身はものすごく感じます。そしてこれは遠隔でも関係ありません。
では何が変わったのでしょうか?
私なりの考えではありますが、私自身の「意識」が変わり、それに伴って発する周波数(振動数、波動、エネルギー、意識レベル)が変わっているのだと思います。
眠くなる声、元気になる声、話す相手によって感じる感覚が違うといった体験がある方もいらっしゃると思います。この声は音です。音は周波数で合わらされますね。どんな周波数かによって伝わる音が変わるので、声を含めて、聞こえる聞こえないを通り越して、周波数は変わっているのではないかと考えます。
そして、この発する周波数は脳波による影響があるという説もあります。
人はその時の意識レベルや感情によって脳波が変わります。周波数は共振共鳴の原理で、周りの周波数に影響されますので、自分がどんな意識や感情になっているかによって、相手に与える影響も変わっていくのではないでしょうか。
だからこそ、資格や実績以上に、自分自身がどんな意識や感情でその場にいるのか。こちらを考えていくことも大切であると考えます。
自分の意識や感情を消化させていくためには
意識や感情は玉ねぎのように厚い皮が重なっている様子と似ているといつもお伝えさせていただいております。自分の軸となる芯を守るため何層も鎧をつけて皮が厚くなっている状態です。
皮が何層にもなっているからこそ、感覚的なことの違いを感じる力そのもの、直観力も落ちてしまいます。
例えば、私は元々小児科で働いていたので、生後3か月の赤ちゃんの血管にも針を刺します。具合の悪い子は血管も弾力性がないため、非常に難しいのですが、かすかな感覚の違いで刺す場所を定めなければなりません。この状態で手袋をすると血管は全然わかりません。1枚皮が厚くなるだけで感覚が鈍くなるんです。
これは自分の感情に対しても同じです。自分をごまかし、他者に合わせている時間や経験が多い分だけエゴや他人軸という皮も分厚くなっているので、自分自身の感覚も鈍ってしまいます。
ですが、自分の苦しさの元になっている原因を解消することができれば、感覚はいつからでも何歳からでも取り戻していくことができます。カウンセラーとしてのスキルアップのためにも、ご自身の過去、生きづらさの原因と向き合うトレーニングをしてみてください。
向き合うポイント
深く自己理解を進めて問題そのものを解消させるポイントは、頭で理解するだけではなく、心の底から腹落ちさせることです。同じ出来事を思い浮かべてもネガティブ感情が出なくなるまで、悩みそのものの理由や感情の理由を深堀するなど、疑問を投げかけていってみてください。自分での深堀ができない場合は、プロを頼ってくださいね。
なぜそう思うのか、なぜその感情が湧き出てくるのか、常識にとらわれずに質問をしていくことがとっても大切です。
今回のお悩みに関しては、実績が必要だと思ってしまう背景には何を感じているのか、の深堀になります。例えば、大きな実績がないとクライアントの信用がなくなってしまうと感じている、クライアントが離れていく恐怖心がある、実績がない自分自身の劣等感、人から見下される不安、誰も自分の事を相手にしてくれない寂しさ、など、あらゆる問題が隠れています。
ご自身の心の奥の声をじっくり聴いてみてください。
クライアントに本当に届けたいことは?
クライアントに届けたいことの本質は、あなた自身の実績ではないと思います。クライアントの人生には全く関係ないことですよね。
クライアント自身が本当に大切にしていくべきことは何か、気付きがあったり、苦しさを手放して人生に希望持ってイキイキと生きていけることではないでしょうか。
本質を届けるには、ご自身が何より本質を捉えられるようになっている事が重要です。改めて自分に何が必要なのか、考えてみてくださいね。自分の鎧をさらにつけていくのではなく、逆にはがしていく心の断捨離をしていきましょう。もっともっと生きやすい人生をクライアント共にご自身も歩んでいきましょう。