シングルマザー:副業・起業を成功させるために必要なお金の考え方

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こんにちは、高梨子あやのです。

シングルマザーとして生活する中で、「副業を始めたい」「起業して自分のペースで働きたい」と考える方は多いですよね。でも、そこで一番の壁になるのが「資金調達」と「資金繰り」

自分が収入の唯一の柱だからこそ、悩みやすいし、より深刻なのではないでしょうか。

「起業したいけど、お金がない……」
「副業を始めたいけど、初期費用をどうしたらいい?」
「軌道に乗るまでの生活費、どうやって確保すればいい?」

こんな不安を抱えている方に向けて、今日はシングルマザーが副業・起業を成功させるための資金調達・資金繰りのポイントをお話しします。

① まずは「いくら必要なのか?」を把握する

「起業にはお金がかかる」と思っている方が多いですが、実際には、必要な金額は業種によって大きく違います。

初期費用(PCや材料費、開業届の費用など)
運転資金(毎月の経費、広告費、仕入れなど)
生活費(売上が安定するまでの生活費)

この3つを整理し、「実際にいくらあれば始められるのか?」を明確にしましょう。

たとえば、オンラインでの講座販売やカウンセリング業であれば、初期費用はほぼゼロでも始められます。 一方、物販やサロン開業の場合は、仕入れや店舗の準備費用が必要になります。

無理に大きな投資をするのではなく、「最小限のコストでスタートする方法」を考えるのがポイントです。

② 使える資金調達方法を知っておく

「お金がないと起業できない」と思いがちですが、実はシングルマザーでも利用できる資金調達方法はいくつもあります。

日本政策金融公庫の「女性・若者・シニア起業家支援資金」
→ 女性やシングルマザー向けの低金利融資。自己資金が少なくても借りられる可能性が高い。

商工会の「小規模事業者持続化補助金」
→ 開業や事業拡大に使える補助金。50万円〜200万円の補助を受けられることも。ただし、使った経費に対して後払いで補助金が入ってくるため、一時的に出費が多くなる点には注意が必要です。

クラウドファンディング
→ 事前にお客さんを集めて資金を調達できる方法。飲食や物販、サービス業に向いている。

社会福祉協議会の貸付制度(生活福祉資金)
→ シングルマザーが一定の条件で無利子・低利子で借りられる支援制度。

私は実際に起業する際は日本政策金融公庫から融資を受けて、スタート。そして事業開始後からは、小規模事業者持続化補助金は2年連続、その他コロナ関連の給付金や補助金、こども家庭庁の方からも補助金をいただいて、継続させてきました。日本政策金融公庫の融資は1年間利息の返済のみで良いとい据え置き期間の設定があることや、自己資金が借りたい金額の最低10%とも言われているので、かなりハードル低く借りることができます。地域の商工会主催等の創業塾に参加すると、優遇も受けられるため確認してみてください。

私は貯金がほぼない、産後1年未満、シングルマザーで収入も少ない状況であったとしても、起業できる前提で対策をとことん考えました。「貯金がないから無理」と諦めるのではなく、使える制度をフル活用して、持続できるよう資金を確保することが大切です。

③ 副業・起業初期は「低コストで試す」が基本

最初から大きく投資するのは危険です。

特に、初めての副業や起業の場合は、最小限のコストでスタートすることが成功のカギ。

物販なら、まずは少量仕入れでテスト販売
講座販売なら、無料でモニターを集めて実績を作る
カウンセリングやコンサルなら、最初は知人・SNSで告知し、口コミを増やす

「稼げるかどうかわからない状態」で大きく投資するのではなく、小さく始めて、うまくいく確信が持てたら拡大するのが理想的です。

お金の不安や焦りが強くなると、目先の利益に目がくらんでしまい、詐欺的案件に引っかかりやすくなったり、生活の負担になってしまうため、ストレスで心身の健康を維持できなくなることも。お子さんとの関係性にも関わってくるため、無理なくスタートしていきましょう。

最近では、ChatGPTを活用すればビジネスコンサルをAIに受けることも可能です。客観的なアドバイスや、ご自身のデータから、強みや弱み、市場でのポジションづくり、サービス内容や導線づくりまであらゆる方面での相談もできるためぜひ活用してみて下さい。

そして、もし誰かのもとで学ぶときは、自分に今必要なものを明確にしてから学ぶようにしましょう。

1)漠然と副業を始めたい➡いきなり高額コンサルは避けたほうがいい。稼ぎやすさだけで判断すると、やりたいこと、楽しいことじゃなかった場合続けられないといったことが多いです。

2)やりたいことの方向性が決まってきた場合➡具体的なサービス作りや導線、集客などを一通り学ぶのは良いでしょう。その際も、リアルとオンラインどちらが強いのか、自分はどっちなのか、明確にして学ぶといいかもしれません。

3)サービスや導線はできているんだけど、発信が難しい。➡そんなときは、マーケターに相談。広告運用やSNSの活用などを具体的にサポートしてくれます。無料の動画などでも学べることが多いので、まずは自分で学んでみるところからのスタートでもいいでしょう。

どんな内容のサポートをしているのか、しっかり確認してみてくださいね。

④ 売上が安定するまでの「資金繰り」を考える

「起業したけど、収入が安定しない……」という状態にならないために、生活費と事業資金を分けて管理することが大事です。

✓ 本業の収入を確保しながら、副業としてスタートする
✓ 事業収入が安定するまで、最低半年分の生活費を確保しておく
✓ 副業・起業で得たお金は、生活費に使わず、事業資金として運用する

特に、「本業を辞めていきなり起業!」はリスクが高いので、まずは副業から始めて、売上が安定してから本格的に移行するのが安心。さらに給与所得と事業所得を両方持つことも、所得コントロールにつながるため、無理に早期で独立させる必要はありません。2~3年間お金の流れを事前にシミュレーションしてみましょう。

⑤ 税金・社会保障・助成金の仕組みを知っておく

シングルマザーの副業・起業では、税金や社会保障の仕組みを知らないと、損をすることがあります。

✓ 住民税・所得税の計算をしておく(確定申告の準備)
✓ 児童扶養手当など支援制度の、所得限度・受給タイミング等を確認する
✓ 青色申告を利用し、控除や特典の活用をする
✓ 開業準備費や赤字の扱い(メリット)家事按分などについて先に学んでおく
✓ 失業保険の基本給付等受給タイミング・要件を確認しておく
✓ 働き方の違いによる社会保険料のシミュレーションをしておく

副業・起業時の税制度について、起業する前から勉強しておくと良いでしょう。こういった小さいことの積み重ねで、お金の流れが大きく変わっていきます。

高梨子は100%給与所得者だった時と、給与+事業所得の時を比べると、税金と社会保険料・手当などの複合的な状況で約200万円変わったということもありました。給与所得&事業所得の2つの収入の柱の場合が一番、固定費の削減と、もらえるお金を増やすことにもつながります。ここをしっかり学んだうえで始めると良いでしょう。

※働き方と児童扶養手当受給額をシミュレーションする有料サービスも提供しております。どんな働き方をすれば満額受給なのか、気になる方はお問い合わせください。

「お金がないから起業できない」と思うのではなく、「お金をどう準備すればいいのか?」を考えることが大事

シングルマザーだからこそ、副業や起業で収入を増やす選択肢はとても有効です。

✓ いくら必要なのか?を具体的に把握する
✓ 使える資金調達方法をフル活用する
✓ 最小限のコストでスタートする
✓ 売上が安定するまでは生活費を確保しておく
✓ 税金・社会保障・助成金の知識を身につける

この5つを意識するだけで、資金調達の不安はぐっと減ります。

「お金がないから無理」ではなく、「どうやったらお金を準備できるか?」と考えることで、シングルマザーでも自由な働き方が実現できます。

ただ、頭でわかっていても感情が一致しないといったことがあれば、それはお金に対しての何らかの「認知の偏り」が存在しているからです。自己内観等で深堀してみてくださいね。自己理解が深まれば解消できる問題です。一人でできない場合は、リカバリーセラピーも有効です。

あなたの夢を叶えるために、今日からできることを始めていきましょう!

カウンセリングでは変わらない・認知や思考のクセを修正し、繰り返す問題を断ち切る。

30分で根本問題を理解できるスキルを体験していきます。

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