2026年8月17日

お金を使っているのに、なぜかお金が残る人。違いは「稼ぐ力」だけじゃない

お金を使っているのに、「お金が残っている」

そんな感覚を持ったことってありますか?

 

ちゃんとお金は使っている。
外食もしているし、欲しいものも買っている。
必要なところには、お金も出している。

なのに、なぜかお金が残っている。

しかも、こういう時って不思議と、お金だけじゃなくて時間も余っているような感覚になるんですよね。

いつも以上に家事ができたり、
仕事が進んだり、
後回しにしていたことまで、なぜかサッとできたり。

「頑張って動いている」というより、

勝手にできちゃう。

無理なく、次々と動けるような感じです。

そして、こういう時に限って、

臨時収入が入ったり、
忘れていたお金が返ってきたり、
誰かから物をいただいたり。

「なんで?」と思うことが重なることがあります。

スピリチュアルっぽいけど、「願えば叶う」わけではない

こういう話をすると、ちょっとスピリチュアルっぽく聞こえるかもしれません。

でも、私は実はスピリチュアルがそんなに好きではありません。

正確にいうと、スピリチュアルそのものが嫌いというより、

「願えば叶う」
「波動を上げればうまくいく」
「嫌な人とは縁を切ればいい」

みたいに、他力本願になっていたり、他責思考だったり。
私は、0か100かで物事を考えてしまう使い方が、あまり好きではないんです。あとは抽象的すぎるため、今抱えている問題の、構造が見えてこないから、何をどうしたらいいの?の部分が腑に落ちません。

不快な人とは距離を取ればいい。

嫌いなら関わらなければいい。

もちろん、本当に危険な相手や、暴力・ハラスメントなどがある場合は、距離を取ることが必要なこともあります。

でも、何でもかんでも「嫌だから切る」で終わらせてしまうと、逆に一人ひとりが物事と向き合うチカラや、回復していくチカラを弱くしてしまうこともあると思っています。

実際、そんなに簡単に切れない人間関係ってたくさんありますよね。

「嫌な人と縁を切れば解決」にならないことも多い

例えば、シングルマザー。

離婚して、元夫とはもう関わりたくない。

そう思っていたとしても、子どもがいれば「養育費」の問題があるので、完全にバッサリ縁を切るのは難しいことがあります。

しかも、ずっと対立関係のままでいると、

養育費を払わなくなるとか、
減額してほしいと言ってくるとか、
連絡が来るたびにイライラするとか。

関係が終わったはずなのに、経済的な不安定さまで続いてしまうことがあるんですよね。

私自身も経験があります。

子どものふとした仕草が元夫に似ていたり、
言い方や表情を見て、「あ、似てる」と感じた瞬間に、勝手に昔の感情が出てきたり。

子どもは何も悪くないのに、イライラする。

嫌悪感まで出てしまうこともあります。

さらに、子どもだけじゃなくて、

SNSで似たような発言をする人を見ただけで腹が立ったり、
同じような雰囲気の人に警戒したり。

「あ、このタイプ嫌い」

みたいに、勝手に反応してしまう。

みなさんも、似たような経験ってありませんか?

脳は「似ているもの」を同じようなものとして処理する

これは離婚している、していないに関係なく、いろんな人が経験をすると思います。

過去にすごく嫌だった人が一人いたとして、

その人と似た話し方、
似た表情、
似た価値観、
似た空気感。

そういう共通点があるだけで、脳は

「前と同じような人かもしれない」

と先に反応することがあります。

脳の省エネ機能なんですよね。

一つひとつ全部をゼロから判断していたら大変なので、

「前に危険だったものと似ている」
「前に嫌だったものと同じかもしれない」

と、過去の経験を使って素早く判断する。

だから、ある程度は仕方がない。

でも、これが強くなりすぎると、

目の前の人を見ているつもりで、実は過去の人を見ている。

という状態になることがあります。

これが、認知の偏りの一つです。

認知の偏りが、なぜ「お金」に影響するのか

で。これがお金と何の関係があるの?

という話なんですが、

私は、深く関係していると思っています。

人に対する怒りや不信感が強い状態が続いていると、

「人に頼りたくない」
「どうせ分かってもらえない」
「自分で何とかするしかない」

という考えになりやすいんですよね。

特に、本当に苦しい問題になればなるほど。

お金のことも、
仕事も、
子育ても、
人間関係も、

全部自分で背負おうとしてしまう。

すると、本当はもっといろんな選択肢があるのに、自分で選択肢を狭めてしまうことがあります。

「自分で何とかしなきゃ」が、お金と時間を減らすこともある

例えば、

周りの人が「これ使う?」と言ってくれているのに、

「申し訳ないから大丈夫です」

と断ってしまう。

分からないことがあっても、

「こんなこと聞いたら迷惑かな」

と思って聞けない。

仕事でも、

「自分でやればお金がかからないから」

と全部自分でやって、10時間、20時間使ってしまう。

一見すると、

節約している。
頑張っている。
人に迷惑をかけないようにしている。

ようにも見えます。

でも、全体を見ると、

目の前のお金を守るために、大量の時間を失っている

ということもあるんですよね。

逆に、

「もっと稼がなきゃ」
「このままじゃまずい」

という焦りが強くなると、

効率よく稼ぐ方法、
すぐ売上が上がる方法、
集客できる方法、

みたいなものばかりが目に入ってきます。

そして、

また講座を受ける。
またコンサルを受ける。
また新しい方法を始める。

でも、どれも中途半端。

結果、さらにお金も時間もなくなって、

「やっぱり私は稼げない」

となる。

結構このような状態になっている人は多いんじゃないかなと思います。

客観的に見ている時なら、

「そこじゃなくない?」
「一回止まった方がよくない?」
「もう持っているものを使えばいいんじゃない?」

って思えることでも、

自分がその渦中にいると、本当に見えなくなるんですよね。

嫌いな人を好きになる必要はない。でも「違い」には価値がある

だから私は、人間関係の中でも「選択肢を増やす」ということが、すごく大事だと思っています。

よく、

「嫌いな人は学びの相手」

なんて言いますが、

私は別に、嫌いな人を無理に好きになる必要はないと思います。

苦手なものは苦手でいい。

でも、

「この人は嫌い。以上。」

で終わらせずに、

「何がこんなに嫌なんだろう?」
「この人は何を見て話しているんだろう?」
「自分と何が違うんだろう?」

と見てみる。

そうすると、意外と自分にないものを持っていたりするんです。

「話が通じない」のは、思考の順番や見ている範囲が違うからかもしれない

「わかってくれない」

「話が通じない」

そう感じる人ほど、

そもそも考えている順番が違ったり、
見ている範囲が違ったり、
重要だと思っているポイントが違うことがあります。

例えば、社長と従業員でもそうですよね。

従業員は、

「今日の仕事」
「自分の担当」
「今月の給料」

を見ていることが多い。

一方で経営者は、

半年後、
1年後、
会社全体、
人件費、
利益、
市場、
撤退する可能性まで見ながら判断していたりします。

もちろん、役職だけで一括りにはできません。

でも、立場が変われば、見る範囲も判断基準も変わるということです。

どちらが正しい、ではない。

見ている範囲が違うんです。

収入が増える人と増えない人は、「見ているもの」が違うことがある

お金を稼げる人と、なかなか収入が増えない人にも、似たような違いがあると思っています。

今までと同じ価値観、
同じ見方、
同じ判断基準のまま、

収入だけを増やそうとしても、なかなか難しいことがあります。

不安を見るのか、可能性を見るのか。

できない理由を見るのか、できる方法も一緒に探すのか。

本当に、ちょっとした違いなんです。

でも、そのちょっとした違いが、

誰に相談するか、
何にお金を使うか、
何をやめるか、
何を始めるか、
誰と関わるか、

全部の行動に影響します。

だから結果として、かなり大きな差になります。

「ポジティブになればお金が増える」ということではない

ただし、ここで間違えたくないのは、

「ポジティブになればお金が増える」

ということではありません。

不安を見ることも大事です。

リスクを考えることも必要。

お金が足りないなら、現実の数字を見ることも必要です。

でも、

不安しか見えない。

できない理由しか考えられない。

失うことばかり考えてしまう。

という状態になると、人はどんどん選択肢を減らしていきます。

逆に、心に少し余白があると、

「これは人に頼ってみよう」
「ここはお金を使った方が早いな」
「これは今やらなくていい」
「この人の意見、嫌いだけど一理あるかも」
「今までと違う方法もあるかもしれない」

と、考えられるようになる。

この差って、小さく見えるけど結構大きいんです。

リスクがあっても俯瞰して評価できるか、重要になってきます。

お金だけが「資産」ではない

すると、お金以外のものも入ってくるんですよね。

人からの情報。

仕事の紹介。

頂き物。

誰かの知恵。

助けてもらえる時間。

信用。

新しい機会。

こういうものも全部、私はある意味「資産」だと思っています。

現金だけを資産だと思っていると、

何でもお金で解決しなきゃいけない。

でも、人とのつながりや知識、経験、信用が増えてくると、

お金を使わなくても解決できることが増える。

逆に、お金を使った方がいいところでは、気持ちよく使える。

だから、

お金を使っているのに、なぜかお金が残っている。

そんな感覚になるのかもしれません。

頭の中に余白ができると、時間まで増えたように感じる

そして、時間も同じ。

「全部やらなきゃ」

という頭の中の処理が減ると、不思議なくらい動けるようになることがあります。

やること自体はそんなに減っていないのに、

頭が散らかっていないから、次に進める。

だから、

家事もできる。
仕事も進む。
人にも優しくできる。

無理して頑張っている感じがないのに、勝手に進んでいく。

お金も時間も、単純に「量」だけの問題ではないのかもしれません。

豊かさとは「使える選択肢が多いこと」なのかもしれない

私は、豊かさって、

単純に「お金をたくさん持っている状態」だけではないと思っています。

使える選択肢がたくさんあること。

困った時に頼れる人がいること。

自分の頭だけで答えを出そうとしなくていいこと。

必要な時にはお金を使えて、
使わなくてもいいところでは使わずに済むこと。

そして、

「今あるもの」にも気づけること。

そういう状態になってくると、

お金も、
時間も、
人との関係も、

少しずつ余白ができてくるんじゃないかなと思います。

「もっと稼がなきゃ」と思った時ほど、

収入を増やす方法だけを探すのではなく、

今、自分の選択肢を狭めているものは何だろう?

と、一度考えてみてもいいのかもしれません。

お金の問題に見えていたものが、
実は人との関わり方だったり、
「自分でやらなきゃ」という思い込みだったり、
過去の経験からできた認知の偏りだったり。

違うところに入り口が見つかることもあります。

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