◆ヒアリング
「貯蓄は10万円。結婚はいつがいい?子ども2人を育て、家を持てる?」
◆相談者のプロフィール
康介さん(43歳・会社員)、妻(36歳・会社員)のご夫婦。妻は妊娠中。
妊娠を機にマイホーム購入を考え始め、物件を探している。
出産・育児休業後は復職し、共働きを続ける予定。
◆相談内容
妊娠をきっかけにマイホーム購入を検討し始めた。
親からの贈与などはなく、自己資金は800万円用意できる。
共働きを続ける予定だが、教育資金と住宅資金はそれぞれどの程度かかり、
教育資金の準備と住宅ローンの返済を両立していけるのか、
生活が圧迫されないかが気になる。
気に入った新築マンションがあり、諸費用を含めると予算は7,000万円。
教育費に支障があるようなら中古マンションでもいいと思っており、
5,450万円の物件も見学済み。価格はいくらくらいがいいのか。
また住宅ローンを組む際の注意点や、どう返済していくのがいいかについてもアドバイスが欲しい。
*最も知りたいことは?
住宅ローンの返済をしながら十分な教育費を準備できるか。
*現在、直面している資金収支、資産運用、保障やローンの不安、悩みは?
今のところ問題は感じていない。教育費がどの程度かかるかわからないので、子どもが生まれてからのこと、住宅ローンを組んでからのことが気になる。
*ご夫婦とも今後も働き続ける予定?
妻は産休・育休明けは職場復帰し、共働きを続ける。
*教育費と住居費が月いくらなら安心か。いくらになると危険か
30万円までなら無理なく安心、40万円以上になると苦しいと思う。
*新築限定か。中古でもいいか
新築が理想だが、支出に圧迫感を感じるのであれば中古でもいい。
*2人目のお子さんも予定するか
1人でいいと思っている。
*進学プランは?
保育園のあと、中学までは公立、高校は私立、大学は私立文系を想定。留学など、本人が希望することは必ず叶えたい。
*学費についての考え
すべて準備して、子どもには負担させたくない。
◆家計データ
年間収入 手取り1360万円
夫年収 1000万円(手取り800万円)
妻 700万円(手取り560万円)
年間支出 960万円
家賃 180万円
生活費 600万円
その他 180万円
金融資産
普通預金 1500万円
毎年400万円貯金
購入予定のマンション
物件価格 7000万円(諸費用込み)
管理費・修繕積立金 25,000円/月
自己資金 800万円
親からの贈与 なし
ペアローンを検討中 二人とも住宅ローン控除が適応になるため
夫借入 3,880万円 妻借入 2,320万円(計6200万円)
◆相談のポイント
・教育費の試算
・教育費準備中のリスク(死亡・障害・転職)と対策
・複タイム正社員で働くことが可能かどうか、パートも検討
・遺族年金の対象条件の確認(年収)
・支払い試算
・教育費の負担が大きい時期のローン返済の余裕