元夫と8年越しの対話。そして、新しい関係性のスタート

昨日、元夫とご飯に行ってきました。

5ー6年、LINEを送っても既読スルーだった元夫。会ってしっかり話せたのは8年ぶり。このブログを書いていて気付いたけど、離婚したのも8年前の4月だったので、なんだか区切りのようなタイミングだったなと思いました。いろんなタイミングがとても不思議で。でも必然。

このブログでは高梨子自身の、こじれきった元夫婦の関係から、関係性が変化したエピソードを紹介します。

これまでの経緯はInstagramにて

いつも通りの私でいられた時間

久しぶりに会った元夫も変わらずで、すごく気楽に話せました。飾らない自分のまま、気を遣うとかもなく、いつもの自分でいられました。むしろ気を許していると、お酒飲んでいなくても酔ってるみたいなテンションになるんですよね。8年ぶりでも、そんな自分が出てきてました。

私自身、外から見るとしっかりもので年上のお姉さん気質が強いんですが、プライベートはむしろ真逆。結構頼りなくて、家事・特に料理も壊滅的だし、考えることを放棄しているので、頼りない、自分から動かない・・・。甘ったれな長男坊(マヤ暦的にイケイケ長男らしいです)。

それがしっかり出て、ご飯に誘っておきながら、お店選びや予約も任せ、挙句には送迎してもらって、料理も運んでもらって、ごちそうしてもらって、、、と至れり尽くせりに。

私は私で、セッションみたいになり、相手の人生がさらに良くなるには?をとことん追求。今相手が悩んでいる大元を深堀りして気持ちの整理と、背中を押すということも自然とやってしまう。

気持ちがもう明確だし、そこに向かった後の未来もイメージできている。リアルな感情も設定できる。それが出来ていないから、体調にも出てしまっている。もうただただ、挑戦したらいいのに~ってシンプルに思ってしまって。

私の仕事をしらないから、ちょっとキャラ強かったかもしれません。

憎しみが強かった相手に対しても、こんなにナチュラルな自分でいられるのも、色々解消できたからだと思うんです。

私の中のドロドロした感情

これまで私は、元夫に対して、たくさんのネガティブ感情を抱えてきました。 怒り、憎しみ、嫌悪感、裏切られたような気持ち。 その感情の下に隠れていた、悲しさ、孤独、劣等感なども紐解いていきました。

自分ではもう自分の中の想いは解消したと思っていたけれど、 心の奥ではまだ何かが未完了のまま残っていた。 その“未完了”に気が付けたのも、周りの人たちが見せてくる夫婦関係やパートナーとの再構築した姿でした。

本当は寂しかったんですよね。そしてずっと心に残っていたのは、罪悪感。夢にも何度も出てくるくらい。 心のどこかで「謝りたい」とずっと思っていたんです。

離婚したこと、怒りの感情をぶつけたこと、相手の居場所を奪ってしまったこと。 一緒に考えていくことが出来なかった事。いろんな場面で申し訳ないと思っていて、謝れなかった自分が、心の奥でずっと引っかかっていました。

話したことでわかる真実

今回連絡をしてみようと思えたのも、「もう一度ちゃんと話して、謝りたい」という想いが大きくなってきたから。 そして実際に会って話してみたら、驚いたことに、相手も同じように罪悪感を抱えていたことがわかりました。結婚生活で寄り添えなかったこと、そして、私が最も傷ついたと感じていた出来事にも。

長男の誕生日にプレゼントを渡す約束をした直後に、 突然「もう会わない」と一方的に関係を切られたこと。私は、小さな子どもとの約束を平気で破ることがあり得ない。期待だけさせて、傷つけた。と思って憎しみが強くなったんですよね。当時私は、「元夫はパートナーの言いなりになって、私たち親子との関係を断ったんだ」と思っていました。 実の子どもより、一緒にいる母子を取った。と、愛情を比較して余計に憎しみを増幅させていました。

でもその連絡自体が、実は元夫のパートナーが勝手に送ったものだったと知りました。取り返しのつかないLINEが送られ、彼自身もずっと引っかかっていて、 私に何も言えなかったこと、振り込むだけの養育費でしか関係を保てなかったことに、罪悪感を持っていたそうです。

お互いが罪悪感を持ち続け、共鳴し合っていました。そしていい加減向き合いたいって思って、今回連絡を返せたみたい。

やっと感謝の気持ちも伝えることができた

そして、伝えたかった「ありがとう」も、ちゃんと伝えられました。

当時は“できないところ”ばかりが目についていたけれど、 一緒に過ごした時間の中で助かっていたこともたくさんあった。 私の苦手を得意とするところが多く、頼りになっていた。そして何より、少額でも、何年も毎月欠かさず養育費を振り込んでくれていたこと。そういう決めたら守り続ける、そんな強さも改めて感じました。

私は多くのシングルマザーと関わる中で、養育費を払い続けることがどれだけ当たり前ではないことか、誰よりも実感してきます。関係性がこじれるほど、養育費のトラブルに発展しているのもみているので。 少額であっても子どもや自分たちの助けになるものだし、何よりも子どもの事を思い出す瞬間にもなるので、意識の面でも繋がっていてほしい。そんな思いを私は持っています。

養育費に頼らずに生きるという自分をふるいだたせる気持ちも大事、それが覚悟に繋がって、仕事に反映されたりもするから。でも、精神性の部分では、子どもたちを愛してくれる大人を増やしたい、優しい気持ちの中に包まれてほしい。繋がりを感じてもらいたい。そんな気持ちもあるので、離婚によって溝がさらに深まってしまうということを減らしていきたいなと思っていました。

ようやく昨日、面と向かって「ごめんね」「ありがとう」を言え、切れそうだった繋がりの糸がまた太くなったように感じ、ようやく重くのしかかっていたものが外れたような気がしました。 スッキリして、やっと「次に進もう」と思える。 そんな気持ちになれたんです。

3月・4月は、私にとって大きな別れがあったこともあり、 悲しみや寂しさをたくさん味わう出来事も多くて、 何度も胸がぎゅっとなっていた。けど、その感情すらやっぱり次のステージに進むための意味のあるものでした。背中を押してもらっているような気持ちです。

その流れの締めくくりに、この再会。

苦しさとの向き合った未来をまた一つ、体感できました。

いつでも、何歳でも関係性は変えられる。

ここまで来るのに時間はかかったけど、 人って、関係って、ちゃんと変われるんですよね。

そして改めて思ったのは、やっぱり伝えなきゃ、わからないことって本当に多い。

私たちはつい、相手の気持ちや状況を想像で補って、 「こう思ってるだろうな」「どうせこうなんだろうな」って 勝手に決めつけて、自己完結してしまうことがあります。でも、実際に話してみたら、全然違った。 そういうことって、本当に多いんです。

その一言を言えなかったせいで、 本当は笑い合えたかもしれない。 本当は手を取り合えたかもしれない。 そんなチャンスを逃してしまうのって、すごくもったいない。

でも、怖いんですよね。 「悲しい結末だったらどうしよう」「拒絶されたらどうしよう」って、 自分を守るために黙ってしまう。私もそうだったから、すごくよくわかる。

でも、その一歩を踏み出したから、私は今日、こんなふうに笑えてます。

今回はまずは二人で会いましたが、子どもたちともまた会える日を作っていきたいと思います。

世の中って、思っているよりも、たくさんの 愛であふれてるのかもしれない。

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