認知行動療法がもたらす看護師の心のケア方法

協会セラピスト養成事業統括マネージャーの七海です。

看護師として働く方々の多くは、何かしらのストレスを抱えています。この記事をお読みのあなたも疲弊していませんか?

患者さんのケアだけではなく、医師と他職種への連絡調整・家族対応・緊急入院対応・看護記録記入など…。

これらが重なり、業務時間内で終わらず消灯時間まで残業も珍しくありませんでした。

この記事では、そんな看護師の方々へ向けて、心のケアに焦点を当ててお伝えしていきます。

特に注目されている「認知行動療法」は、優しく心地よいアプローチで、日常の喧騒から抜け出し、心をケアする手助けとなりますが、そのアプローチ方法が看護師の新しい可能性につながるかもしれません。

「認知行動療法」とは?

認知行動療法は、心の健康を向上させる手段の一つです。この方法では、自分の考え方や感情、そしてそれに基づく行動がどのように影響しあっているかを理解し、その関係性を良い方向に変えていくことが重要なポイント。

たとえば、仕事のストレスに対処する場面で活用したとしましょう。

向き合うことで深まるストレスに対する考え方を見直します。否定的な思考パターンを合理的なものに変え、それに従って行動も調整していくんです。その結果、ストレスへの柔軟な対処法が見つかり、より建設的なアプローチが可能になります。

看護師の方がこの考え方を身につけて活かすことで、仕事のプレッシャーやストレスに立ち向かう力が身についていきます。

看護師の心の健康が失われることでの影響

①共感のしすぎでエネルギーを消耗

対人支援者の多くは「相手に寄り添う」「共感的な態度」ことを学んできました。

しかし、深い共感は自分のエネルギーを大きく消耗させる可能性があります。他者の感情に強く共感しすぎると、自分の感情まで取り込みやすくなります。結果的にこれが疲労感やストレスを引き起こす原因になるということでしょうか。

また深い共感は、患者の苦しみや悲しみをも強く感じ込むことを意味します。これが継続すると、自身が過度なストレスに晒され、心身の健康に悪影響を与えるだけでなく日常生活がうまく送れなくなってしまう可能性すらあります。

②専門性の低下

過剰な共感が続くと、看護師の冷静な判断力が低下することがあります。感情的になりすぎると客観的な視点が欠け、患者に適切なアプローチが難しくなることがあります。

ケアの不均衡

看護師とはいえ、1人の人間です。共感してしまうことで看護師が特定の患者に過度な焦点を当て、他の患者への適切なケアが難しくなることもあるかもしれません。これが継続すると、全体的な看護ケアやチームバランスが崩れる可能性もあります。

看護師が心の健康を保てると?

①他者理解が深まる

看護師が自身の心に余裕を持っていると、患者の立場に立って理解することができます。自分の感情やストレスに気づき、それを処理することで自己理解も深まっていくのです。

誰かを助けようとする前に、まずは自分自身を救っていきましょう。ご自身が自分の問題から逃げていることで、相手も自分の問題に目を向けられないといった状況がよくみられるようになってきました。

自分自身が向き合えることで、患者の心理・行動面の理解も深まり、より冷静に判断と適切なサポートを提供できるようになります。

②コミュニケーションの質向上

心の健康が良好な看護師は、コミュニケーションの質も向上するのではないでしょうか。患者との円滑な対話ができるだけではなく、同僚とも建設的な会話ができるようになります。

看護師は命を扱う仕事だからこそ、正義感の強い方が多い傾向にありますよね。しかし、その信念の強さゆえに少しのミスをも互いに責め合うといった状況もありませんか?

実はこれが争いや人間関係トラブルの元となってしまうのです。正義感は誰かを守りたいという思いからくる反面、誰かを傷つける刃にもなりかねないということ。

他者への理解が深まり、フラットな気持ちで関係性を築けることで情報共有やケアの進捗において誤解や漏れが少なくなり、結果として組織全体の患者からの信頼を得ることにつながっていきます。

具体的なケア手法

疲労がたまりやすい時には、リラックスできる方法を実践して整えていきましょう。

①深呼吸法、瞑想
②アロマセラピー
③音楽を聴く
④自然光を浴びる(日光浴)
⑤ヨガやストレッチ
⑥芳香浴
⑦感謝の実践

上記の実践により自律神経が整うことで、睡眠の質改善や気分の安定化などを図ることができます。しかし、これらはどうしても対処療法になってしまうんです。

ストレスを感じさせているのが環境・人間関係などなのであれば、そこを解決させないことには真の問題解決にはなっていかず、その場しのぎになってしまいます。

周りの人へ抱く不満や「あの人は〇〇だから」という考えは、自分自身の価値観が不合理に働いてしまっているからなぜそう感じてしまっているのか?と定期的な深い内観でこそ、この部分は解消されていきます。

より効果的に向き合うには

人が何か話す時。ほとんどの場合、潜在的な欲求ではなく、自動思考(パッと思いついた表面上の言葉)で言動が決まっていくと言われています。

実はカウンセリングをしていても、会話のほとんどがこの自動思考からくる言葉になっています。その言葉はいわゆる「建前」です。そのため、その建前の言葉をいくら深掘りしても、苦しさの根源は出てこないのです。

だからこそ、人には本音(潜在意識からの声、悩みの本質)と建前(自動思考、感情がのっていない思考)があること、その違いを意識しながら向き合っていけると良いでしょう。

認知行動療法×読心術=「リカバリーセラピー」で広がる未来の可能性

「リカバリーセラピー」とは?

当協会の「リカバリーセラピー」は一般的なカウンセリングとは異なり、認知行動療法をベースにしたカウンセリング方法です。

そこへ潜在意識(悩みの本質)と顕在意識(自動思考)の違いを判断する読心術スキルが加わっていることで、数十年抱えていた問題も短時間で解決され、日常生活での感情や行動を変えることで人生を変えていくための時間を提供させていただいております。

通常のカウンセリングの目的は「話を聞く」「苦しさを和らげる」ことが中心ですが、私たちが行うカウンセリングの目的は「問題解決」。

傾聴や共感はその場の苦しさは解消されるかもしれませんが、対処療法にしかならず問題の解決にはならないと考えているからです。

さて、なぜ「潜在意識と顕在意識の違いを判断」できるのかというと、キネシオロジー(筋肉反射テスト)と呼ばれるスキルを使っているからです。このスキルを使っていくと相手の感情や記憶がわかるようになってきます。

クライアントの言葉を一つずつ確認していくことで、まず横に話が広がるということが圧倒的に少ないのです。そのため短時間で深く話を進めることができ、結果的に根本の問題にだどりつきやすくなっていきます。

「なんでわかるんですか?」と不思議に思われます。でも、実際にクライアントが抱えている問題に当てはまることが多く、深堀していくことであっという間に問題は解消されます。

短時間で深い問題を解消できる秘訣はここにあります。

実は、シータヒーリングや巫女さん、潜在意識の書換え、整体師なども、このキネシオロジーを使っていることが非常に多く、人間が本来持っていた力を引き出しているだけに過ぎないのです。

実践を重ねれば誰でも習得可能です。さらにご自身の内観だけではなく、家族や周りの人とのコミュニケーションにも活用できますよ♪

看護師×カウンセラーの需要が高まっている?

これから当協会では、看護師経験を活かしながらも問題解決ができるカウンセリングスキル(リカバリーセラピー)を活用して全従業員向けの相談事業を展開させていく予定です。

企業内にカウンセラーがいても、病気のことがよくわからないと結局病院につなげることしかできないんですよね。

心と体を両方見て行くことが必要ですが、看護師にならそれが可能です。

看護師が当たり前のようにしてきていることと、問題解決スキルを組み合わせることで、人々の心と体両方を守ることができ、企業の成長にも繋げて行くことができます。

まだまだ走り始めた事業ですが、そのくらい看護師には可能性が秘められていると思っています。

ご興味のある方は説明会や体験講座(一回22,000円相当のリカバリーセラピー60分体験付き)も随時行っていますので、ぜひ話を聞きにいらしてくださいね。

▼読心術×認知行動療法 入門講座

・短時間&深く問題解決できる技術を身につけたい

・カウンセラー・セラピストとして企業向けにお仕事をしていきたい

・在宅でも誰かの心の問題解決しながら収入を作れるようになりたい

・自分や家族のメンタルを整えたい、自分軸を整えて生きづらさを手放したい

▼<無料>根本解消セッション

・カウンセリングでスッキリしない
・誰に相談していいかわからない

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