ファイナンシャルナースカレッジ（FNC）はお金だけでなく、働き方や人生を考えられるオンラインサロンです。2021年から始まり、現在は1期生、2期生が在籍しています。
「FNCではどんなナースが勉強しているの？」
「講座はどんな雰囲気？」
と思われる方も多いかもしれません。そこで、今回はFNCメンバーのインタビュー記事をお届けします。この記事を通して、メンバーや講座など雰囲気が伝わると嬉しいです。
今回は、今年シンママになられた【真美さん】。離婚やモラハラについても「ぜひ、書いてください！」と笑顔で言われて、私の方がびっくり！パワーを分けてもらえたインタビューでした♪
Q1．お金の勉強をしようと思ったきっかけは何ですか？
真美さん：シンママになる時に、お金が不安でいろいろと調べて。Instagramで高梨子さんを知りました。最初は見ていただけだったんですけど、シンママ支援者講座を知って「私もやりたい！」ってなったんです。
講座を受ければ、自分の生活のためにもなるし、学びを伝えることでその人も助かる！私の理想だと思いました。
Q2．これまでの働き方を教えてください。
真美さん：専門学校を卒業後、大学病院に就職し、外科病棟で5年間、働きました。結婚で退職して、その後、クリニックの経験もあります。でも、元夫の転勤で2〜3年おきに転々としていたので、ずっと働けなくて。9年ぐらいは専業主婦をしてました。
大きな価値観の違いと日々のすれ違いで夫婦関係がギクシャクして、別居するために子どもを連れて実家に戻りました。それから1年ぐらいは働いてないです。環境が大きく変わったので、まずは子ども達の精神的サポートと新しい環境に慣れることに専念しようと両親と話し合いました。
Q3. 今の働き方を教えてください。
3－1 パートナース
真美さん：療養型病院の病棟で働いています。今年（2022年）の2月からパートとして復職しました。9時〜16時まで、週3〜4日です。でも、復帰にはすごい勇気がいりました。
周りに復職した人が増えてきて、いろいろ相談もしたんです。そうしたら、「最初は不安だけど、やり始めたら思い出すよ。」と言われました。･･･思い出したかは、今はまだわかりませんが･･･笑。
でも、患者さんと接するのは好きだし、働いて給料をもらえるのが本当に嬉しくて。今までは元夫の収入のみで、どんなにやってもお金はもらえなかったので、給料日はとても楽しみです。
3－2 個人事業主に向けて
真美さん：復職して初日に、出勤して帰ったら、子どもが発熱して。検査を受けたらコロナだったんです！1日しか出勤していないのに･･･。結局、家族内で感染してしまって、2〜3週間、（仕事に）行けませんでした。働き始めたばかりで、パートだから、有給休暇もなくて。この月これぐらい稼げると思っていたのが、全然稼げなかったんです。
「頑張って稼ぐぞ！」と思っていたのに、職場に行けないだけで、お金を稼げないということをその時に知りました。今は生活には困らないですが、私の両親も、あと2〜3年したら退職する予定なんです。そうなったら私が自立していないと厳しい。でも、看護師だけでいることに漠然とした不安を感じました。それで、高梨子さんの『シンママ支援者講座』を受けようと思ったんです。
「支援者」は支えるイメージがあるんですけど、私は一緒に頑張りたいと思っています。私自身がシンママになったばかりだし、教育費の準備もこれからって感じなので、一緒に頑張っていきたいなって感じですね。
3－3 2足のわらじ
真美さん：今はコロナもあって、病院に週4日で入ることが多いです。そうなると、時間のやりくりが難しい。でも、それを理由にして、いろいろ後回しにしていると、結局、いつまで経っても時間はできないと思うんですよね、私の場合。今、年長と年少の息子がいて、子育ても大変。だけど、自分のやりたいことも諦めたくない。だから、できることから、やっていくしかない！と思ってます。
Q4．FNCで学んだことを教えてください。
真美さん：1番学びになったことは「とにかく行動すること」ですかね。できないと思うよりも、どうやったらできるかを考える。どんな小さいことでもいいから、1つやる。それを積み上げていくと学びました。
Q5．FNC入る前と後で変化はありましたか？
5－1 モラハラで元夫と別居
真美さん：ずっと遠距離だったので、付き合っていた時は全然、気づかなかったです。でも、今思えば、計画通りに進まないとイライラする人でした･･･。付き合ってた頃は、私ではなくて、自分自身にイライラしていたのはありましね。ただ、その時は、「すごい真面目な人なんだな。」って悪い風には思ってなかったんですけど。
長男が1歳半ぐらいの時、子育てで思い通りにいかないことが続いたんです。そうしたら、周りの家族に対して、「なんで俺の言うことが聞けないんだ。」とか、「俺はこんなに考えて思ってやっているのに、賛成してくれないんだ。」っていうのが徐々に出てきて。
最初は子育てが大変だし、仕事でも何かあったのかなって思って。夫婦で話し合えばいいのかって思ってたんです。でも、言葉はどんどんエスカレート。大きな声を出したり、高圧的に押さえつけたり。だんだん、話し合いにもならなくなったんです。長男の口が達者になり、より思い通りにならないと、長男を叩く・蹴るということも。この状況は危険だと感じました。
夫婦としてなんとか修復できないかと模索していた時期もありました。夫婦カウンセリングを2人で受けたり、両親に間に入ってもらったりもしました。元夫自身もモラハラ気質だという自覚があったので、調べたり、モラハラを改善するプログラムをやっている人とオンライン上で話したり。頑張ってくれてたんです。私も私なりにやったんです。でも、家庭が安全・安心できる場ではなくなったので、別居を決意しました。
5－2 別居から離婚まで
真美さん：別居して、顔色をうかがいながら生活していた日々が普通でなかったと感じました。子どものためとか、夫婦仲良くしたかったとか、自分で自分を苦しめていたと思います。別居後の方が精神的には楽になることが出来ました。
別居後も、元夫の方は一緒に暮らしたいという思いが強くて。「夫婦は一緒にいるべき」とか、「離婚するなんて子どもが可哀想」とか言われました。でも、あのまま家庭にいて、子どもが幸せなのかって言ったら、そうではないですよね。私自身にまた同居するという選択肢がなくて、元夫とお互いに思い描いている将来像が全然違ったため、離婚を決意しました。
元夫は夫婦で仲良く過ごせるように「円満調停」を、私は「離婚調停」を申し立てて、話し合いをしました。それが、去年（2021年）の10月ぐらいですかね。そこから、しばらくは平行線だったんです。でも、元夫が考え直してくれて、今年の（2022年）の3月に離婚が成立しました。
5－3 離婚前と後の気持ち
真美さん：調停離婚は精神的につらくて･･･。モラハラも離婚もその時はすごく悲しかったです。でも、今思うと、自分が苦しかったり、こういう時こそチャンスだった！そういうのがあったから、今、こうなっていると思えるようになりました。それが、大きな変化ですね。今までの人生もそうだったのかもだけど、最近はよりそう感じてて･･･。『ピンチはチャンスだ』だと本当に思います。
元夫との関係も夫婦の最後の方は地獄でした。でも、今は月1回、面会交流しています。パパと幼い子ども達だけでたまに会うのは難しいと考えて、私も一緒に会うようになりました。関係も今の方が良くなってます。
仕事もあのままの生活を続けていたら、看護師に復職はしていたと思います。でも、個人事業主になる選択肢は絶対なかったです。私は性格的に人に甘えてしまう面もあるけど、シンママになったことで、自分が頑張らないとっていう状況になったので、成長できると感じています。･･･離婚するつもりで、結婚はしていないんですけどね！笑
Q6．これからのことを教えてください。
真美さん：今、正直、仕事のバランスに悩んでます。個人事業主に向けて、Instagramや公式LINEも早めに始めていきたい思いはあるんですけど。週4日のパートを徐々に減らしていきたいけど、どれ程度、減らすか悩みどころです。
例えば、週1、2日に減らしたら、病棟の様子がわからなくて、今の病棟で働き続けるのは難しいと考えています。かといって、今はまだ、シンママ支援、一本では難しい。から、しばらくはパートと個人事業主と２足のわらじでいこうと思ってます。
それと、離婚はしたけど、パートナーが欲しいという思いもあるんです。でも、形は結婚にとらわれなくてもいいかなとは思います。子ども2人をまず育てて、その中で良い距離感を保てる人と出会えたら･･･。最高ですよね♪笑
Q7. FNCはどんなところですか？
7－1 講座や先生について
真美さん：高梨子さんはいろいろなことをされてて、すごすぎるんですけど、話しやすくて。どんな自分でも受け入れてくれます。お話すると、気持ちが軽くなって、ただの講師ではなくて。いろんな面から支えてもらってます。
広樹先生はセミナーが聞きやすくて、参考にさせていただいています。きたじー先生は関西の方でお話が面白いです。講座も勉強になります。時々、マニアックで、正直、「ん？」って思うこともあるんですけど、看護師のことや働き方を理解してくださってます。
文昭先生はあまりお会いできていませんが、動画で見ると、いつも「大丈夫。」って言ってくれるので、安心します。みんなそれぞれ違うんですけど、みんないい影響を与えてくれていて。色んな人に支えてもらえているのは大きいです。
今までお金や働き方の勉強をしてなかったので、講座は正直、難しいです･･･笑。でも、1回目は「ぽかーん」ってなっても、2回、3回と受けていくと理解できる時があるんですよね。難しいけど、諦めずに少しずつ勉強していけば、理解できます。講座の時だけではなくて、続けていくことが大事ですね。
7－2 他のメンバーについて
真美さん：講座では話す機会はないんですけど、最近は個別で連絡することが増えて。横のつながりができるのは嬉しいです。あと、先生方はすごく前を行ってる感じがするんです。でも、「去年起業した」「今、頑張ってる」と聞くと、私と近くて嬉しいです♪
メンバーの皆さんは、ちょうどいい距離感の目標の方たちですかね。先生と私の間にいて、追いかけたら一緒に頑張れそうっていうのがいいです！私、1人でだったら、不安が強いので、挫折しやすいと思うんですよね。周りに頑張っている方がいるから、私もやろうって思えてます。
Q8．最後に、お金や働き方で悩まれているナースへメッセージをお願いします。
真美さん：1人で悩まないで欲しいということ。それと、信頼出来る方に苦しい気持ちや困っていることを少しでも伝えて欲しいです。私も溜めてるつもりはなくても、無意識に言わないで居るというか･･･。頭の中でぐちゃぐちゃ考えていて、いつの間にかすごくつらくなっていることがあります。
きっかけがあって、家族や友達に話すと、思っていた以上に気持ちが楽になったり、自分の本当の悩みに気づけたりするので、人に話すって大事。だから、どんなことでもいいので、話せる人がいるといいなって思います。
