お悩み相談①すぐ人に頼る人に対するイライラ感

セッションでは、よく同じようなお悩みの相談がシンクロニシティで続くということが多いです。

例えばリカバリーセラピスト養成講座では、週6回グループセッションでセッション練習をしているのですが、クライアント役が抱えている悩みをセラピスト役も抱えてて、、、といった状況が毎回のようにあります。

こういった悩みは他人事で理解していても、自分の感情としてみていかないとなかなか、その刻まれている感情を解消することができません。ですが、他人の悩みの本質を知ることは、自分自身が向き合う際のヒントになるので、時々事例としてご紹介していこうと思います。

エピソード記憶は感情がセットになっている

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類あり、さらには長期記憶には意味記憶とエピソード記憶があります。

その中でも覚えやすく&すぐに記憶がよみがえるのはエピソード記憶と言われています。

これは自分事になっているため、自分を守るための記憶として頭に残りやすく思い出しやすいといった特徴があります。

ですが、このエピソード記憶がネガティブに働いた場合、厄介なのです。

エピソード記憶は、出来事+その時の感情がセットになっているため、思い出にもなりますが、トラウマにもなりやすく、自動思考として行動の選択にも影響を与えています。

特に、考える間もなく瞬時に判断してしまうため、「苦手な状況」も生み出してしまうのです。

ですが、この思考を理解していくことで、悩みの多くは解決できるようになります。性格の問題だと諦めていたことも、意外と解決できるといったことも多いです。

お悩み事例:すぐ人に頼る人に対するイライラしてしまう

完璧主義だったり、自分で頑張るといった方は、こういったモヤモヤを抱えていることも多いのではないでしょうか?

自分でなんでもできちゃう方は、相手を依存させやすくしてしまい、それがいつしか負担になってしまうことがあります。

 

悩み)

言われたことすらやらないで、結果が出ないと相談に来ることや、やればできることをやろうともしない、言い訳して取り組まない姿にイライラしてしまいます。その時の感情としては怒り。

自分はコツコツやってきたプライドがある。
世の中甘く見られている気がする

なぜ甘く見られていると思うのか?
相談すれば助けてもらえると思っていることが甘え
他力本願に対して怒りがある。

なぜ他力本願だと怒りがですのか?


ズルい。かんたんに甘えることがズルい。
泣けばいいと思っている。弱音を吐けば誰かが助けてくれると思っている。
優しくしてくれると思っている。

子どもに対しても、自分でできることは自分でしなさいって、厳しくなっていたな・・・

助けてほしかった。
寂しさがある。

助けて、って言えなかったから、自分でどうにかしようとしてきた。
一人で頑張り続けてきた。
一人で朝練、一人で朝学習・放課後学習、受験では一人で始発乗って勉強してきた
助けてって言えた人は周りに人がいる。

孤独感がある。

頑張りを認めてほしかった。

母、母方祖父から引き継ぐ「孤独感」の因縁

母や祖父も同じように、一人で頑張り続けるタイプだった。
まわりを気にせず、自分の目標に突き進むからこそ、目標を達成してきている。
普通・周りとは違う価値観で、孤独を感じていたと思う。
そして、やっぱり甘えるといったことが苦手。
その変わり、まわりには頼られるし、人望も厚い。

先祖代々受け継がれている「孤独感」が、同じような状況を起こしてきていたのではないでしょうか。

この孤独感を持っているが故、孤独を感じる出来事を繰り返してしまうし、助けを求めることができないといったことになりやすいです。

そして、相手の弱さを受け入れることができないので、どこか上からという立場で、相手とコミュニケーションをとっていたかもしれません。

【出来ていること・すでにある状態を見つけることができた】

・頑張りを見ている人もたくさんいる。
・いろんな人の信頼を得ることが出来ている。
・頼られるということはそれだけ人望が厚いから。
・同じ立場になった人が、大変さを理解してくれてさらに尊敬してくれていることも。
・出来ていないことを見て、嫉妬してたんだな

セッション事例をワークシートを活用して整理しています。

考え方としては

他人から見るとわかりやすいのですが、本人は中々自分の思いに気付かずというか、蓋をしてしまっているので、本人の言葉で表出してもらうことがとても大事です。 

言ったことで、自分の中でも感覚とつながっていくことができ、より深く自分の思いを理解していきます。また、自分を通して、親や祖父の理解も深まり、客観的に見ることができるようになります。それが、その人たちとの関係性にも影響が出てきます。

また、お子さんにも、甘えるということを受け入れていけるようになれば、お子さん自信が人に頼れるようになり、生きやすくなっていきます。

何よりも本音をしっかり引き出すことが大事♪

人はついつい頭で考えた言葉を口にしてしまいます。

時間に追われて、空白の時間を持てない生活によって「感じる」といったことを放棄してきた結果です。だからこそ、カウンセリングを受けるときにも本音かどうか見極めて話を聞いてくれる人を見つけていきましょう。

そして、自分自身で内観していくときにも、感情を感じながら、深堀していってみてくださいね。

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