当協会では、シングルマザー支援者チームで、毎月ミーティングをしています。
ここでは、離婚相談やシングルマザーの相談事例の共有や、新しい知識の教授、副業起業していくうえでの実務サポートなどさせていただいております。
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3月のMTG内容
・メンバーの近況報告
・養育費未払いへの対応方法・対策
・学資保険について
・起業する上での資金繰りの考え方(家計・投資・補助金融資などの順番)
・補助金や助成金情報のシェア
・メンバー作成ランディングページのチェック、アドバイス
・サービスメニューとランディングページの考え方
・当協会のシングルマザーRoomページ作成に向けた情報の書き出し
・今後の動き
養育費について
養育費の未払い問題はシングルマザーにとっても死活問題。
子どもを養育する上で、父親には支払いの義務があるため、本心では泣き寝入りは子どものためにもしたくないところかと思います。
ただ、現実問題、手続きに時間がかかったり、会社勤めではなくフリーランスになり取り立てられるものを無くされたり、住所など行方が分からなくなってしまうケースもどんどん増えているため、難しさを感じている人も多いところでしょう。あとは連絡をすることすら嫌だと思ってしまう気持ちもわかります。
▽養育費の取り決めの有無
- 離婚時に養育費の取り決めをしなかった…約66%
- 離婚時に養育費の取り決めをして、公正証書を作成した…約22%
- 離婚時に養育費の取り決めをしたが、公正証書は作成しなかった…約12%
▽養育費の受給状況
- 現在も養育費を受けている…約19%
- 過去に養育費を受けたことがある…約15%
- 養育費を受けたことが無い…約65%
参考:厚生労働省「離婚母子世帯における父親からの養育費の状況」
養育費不払いが心配な時は、養育費保証会社に相談してみるのも1つの方法です。
相手と連絡を取らずに、未払いの養育費を取り立ててくれたり、未払い分の養育費を保証会社が払ってくれるので遅延することなく受け取ることができます。
ただ現状としては法整備が不十分であり、トラブルになるケースもあるようなので、一番いい形としては、取り決めをしっかりとしたうえで、弁護士に相談するのが一番です。
法務省でも、養育費未払いに関して検討会を実施しており、今後少しずつ制度が整っていくことを期待したいですね。
法的な問題は決まるまでスピードが遅いため、離婚前に公正証書をしっかり作成しておくことをオススメいたします。
学資保険について
学資保険は財産分与対象の財産となります。
というのも、「子どものお金」と考えがちなのですが、子ども自身がもらったお金で積み立てているものではなく、親がもらっているお金で積み立てているものだからです。
学資保険と同じように、児童手当も、子どもではなく親の財産になります。
これらのお金は、離婚時にトラブルになりやすく、特に学資保険は夫が契約者となっているケースがほとんどなので、離婚前に勝手に解約されて財産隠しをするケースも多いです。
そして、離婚後前に分けることが出来ず、離婚後に持ち越してしまうとそれも契約者ではない自分は、解約することができないため、連絡のやり取りが難しくなってしまいます。
最悪なパターンですと、途中まで積み立てているから中途解約するのはもったいない。
保険料をずっと自分が払ってきているのに、契約者が元夫であるために、満期になって使おうと思ったら持ち逃げされてしまった…というケースも。契約者を変えられない保険も多いため、解約返戻金が少なくなったとしても、離婚前に解約して財産分与しておくこと、しっかり話し合っておくことが重要です。
資金繰りについて
シングルマザーの起業では、資金繰りがとても重要になってきます。
特に自己資金があまり多くない場合、自分のお金だけで始めようとすると、後々苦しくなってしまう可能性もあるため、開業すると決めたタイミングで創業融資を借りておくことがオススメです。
というのも、お金を借りるタイミングって「お金に困っているとき」というイメージが多いのですが、日本政策金融公庫や銀行、信用金庫などもお金を貸す以上、返済してもらうことができるかどうか、を見ています。
なので、自己資金が少ない状態ですと、借りれるお金も減ってしまうのです。むしろ借りれなくなるケースもあるため、お金を使う使わないにかかわらず、自己資金があるうちにお金を借りておく。というのが鉄則です。
また、貨幣価値を考えた時にも、これからインフレに進んでいく流れにあるなら、金利が低い時期に借りておくと、将来その金額の価値自体は低くなるため、返済負担も減る可能性があります。
広く考えていくと、お金を借りるメリットはたくさんあるため、何か始めたい!と考えているのでしたら早めに検討しておきましょう。
さらに、投資にお金を回す前、銀行口座にお金がある状態で融資申請をしておけるといいですね。
融資と同時に、使った経費に対して後々もらえるお金、補助金もチェックしておきましょう。創業時でも申請できるのが「小規模事業者持続加補助金」です。
割と汎用性が高く、経費の2/3をもらうことができます。
私も小規模事業者持続化補助金は2回、創業融資は1回、今回ひとり親家庭自立促進基盤事業にも申請し、採択されています。
補助金も融資も、事業計画書の作成が必要で、そこのハードルがとても高いようで、申請をしない方も多くいます。ただ、事業計画書の作成を通して、自分のビジネスがどんな方法で広がっていくのか、市場の課題や状況、顧客のことなど順序だてて考えることができます。
ビジネスを考えるうえで絶対的に必要な内容なので、難しいと感じている人ほど考えられていないということにもなります。より鮮明にイメージしていくことが実現させるためには重要なので、向き合う時間を作ってみていただけたらと思います。
基本的に、当協会でやっているビジネス講座は、事業計画書に必要な内容を深堀して進めているので、考え方として土台が整っていくと思います。
みんなで一緒に考える
実践すればするほど、伝えてきていた内容が腹落ちしていきます。
「知っている」と「できる」は全然違います。
だからこそ、実践しながら一つ一つ確認をして学びを深めていける環境が必要なのではないでしょうか。
シングルマザー支援者になりたい!という方も随時募集しておりますので、必要な方はお声がけくださいね。