シングルマザーの3つの働き方とは?

離婚を考えたときや、シングルマザーとして悩みやすいのが働き方ではないでしょうか。

「収入の柱が私…」というプレッシャーもある中で、体や心の余裕もなくなり、漠然とした不安やこの状態がいつまで続くんだろうといった絶望感などもあるかと思います。 

そんな働き方に関して、今回は

・正社員として働く

・パート・アルバイトとして働く

・個人事業主・経営者になる

それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

高梨子の場合

私は少し特殊なタイミングで、次男を妊娠中、臨月の時に離婚をしました。

そして出産後は5か月で就活、看護師へ復職をしています。
 
 
はじめは正社員として雇ってもらったのですが、兄弟あるあるで、兄弟内で感染症を伝播しあい、小児科受診ではさらに新たな感染症をもらって…と同時期に4種類の感染症にかかりました。結局2週間以上欠勤したんです。

就職したばかりなので、もちろん有休もなくすべて欠勤です。(病児保育も地域内にはありません)


私は看護師であっても正社員だったとしても、手取り給与が10万円をきってしまった。ということが2回もあったので、
 
「正社員だから安心」ではない、ということを強く感じたエピソードでもありました。
 

 
そして、その時はひとり親向けの支援制度はことごとく対象外で、保育料などの支出も大きかったので、家計はかなりの打撃です。

子どもが悪いわけじゃないのに、仕事を休んだ申し訳なさや、有給や収入が減ってしまう焦りのため、素直に病児を看病できない自分にも、イヤな気持ちにもなりました。

このような葛藤は多くのママが抱えていると思います。


ただ、子どもの年齢が大きくなれば、風邪などで休むリスクもぐんと減ります。


教育費がかかってくる年齢では、教育費の支援制度もありますが、安定的な収入や貯蓄もあると安心感は増してくるでしょう。

 
子どもの年齢によっても、働き方によるメリットやリスクは大きく変わってくるので、

自分が今どんな状況か?
考えられるリスクは何なのか?

この2つの視点で向き合ってみてください。

シングルマザー3つの働き方

あなたはどんな働き方が理想でしょうか?

シングルマザーとして3つの働き方についてみていきましょう。

正社員について

《メリット》

・安定収入が見込める

・社会保険に加入できる

・昇給や賞与など恩恵を受けやすい

・福利厚生の充実

《デメリット》

・就職まで時間がかかることがある

・職種によっては育児との両立が難しい

・残業、休日出勤に対応

・転勤や部署異動などがあるケース

パートについて

《メリット》

・比較的短時間で仕事が見つかりやすい

・希望の時間帯で働くことができる

・未経験での採用もあり

・正社員になれるケースもあり

《デメリット》

・収入が低い、不安定

・昇給や退職金などの恩恵が少ない

・社会保険に入れないケースもあり

個人事業主・経営者について

《メリット》

・働く場所・時間など自由度が高く子どもに合わせやすい

・収入アップに上限がなく頑張り次第で可能性が広がる

・人脈が広がる、付き合う人がかわる

・やりがい・自己肯定感アップにつながる

・業種によっては生活費の一部の経費化

 →税金や社会保険料の削減、支援制度活用の幅がUP

《リスク》

・収入が不安定、安定化まで時間がかかる

・けがや病気などで休んでも収入保障はない

・事業計画ができていないと、失敗しやすい

・自分でやらなきゃいけないタスクが多い

 (資本があり外注化できれば解決)

・学び続けることが大切

働き方によって

・今入ってくるお金

・将来的な収入

・この先の働き方など

今の生活のことばかり考えがちですが、将来のことも見据えて広い視点で考える事がとても大切です。

生活のためだけに収入源を選んでしまうと、将来的にも賃金が上がりにくい業務内容もあったり、今はきつくても、スキルの向上とともに収入を上げやすい働き方もあったりするので、自分次第でどのような選択も可能です。

あなたはどんな収入モデルを作っていきたいですか?

高梨子が選択した働き方とは

私は産後、教育訓練給付金を使い、FP2級とAFPの資格を取得してから看護師に復帰しました。
 
 
看護師は夜勤をして体も心もボロボロにしながら働いても、10年いた病院でも年収は500万円くらい(地方なので)でした。

子どもがいてシングルマザーで、夜勤16回(2交代で8~9回)を想像すると、子どもたちへの負担も私自身の身体への負担もツライと思いました。そしてここが収入の限界でもありました。年数いても民間病院だったので大きくは収入を増やせないですね。

そうなると「節約節約か…」と、好きなことができなくなってしまいます。

  
収入を増やしたい
旅行にも行きたい
子どもたちに選択肢を増やしたい
 
だからこそ起業を選びました。
 

フルタイム復帰後、起業の為の準備を2年かけてしながら所得の調整をして、固定費が下がったタイミングで正社員からパート、看護師退職…とシフト

理由は看護師といえど将来的に安定しているとは思えなかったので、看護師+何か、として、自分自身の価値を上げたかったからです。

ただ現実ではお金の問題もあるのでじっくり考えてきたわけです。

もちろん収入が少ない期間もありました。
焦りもありましたが、それでもやめようとは思いませんでした。

というのも、その収入減少も覚悟の上です。その分家計を見直しし、徹底的に家計を絞りました。


削減した支出は必要な学びに投資をし、収入を早く作らなければという危機感もあったからこそ、スピードアップができました。

そして何よりも正社員の安定収入よりも、起業をした時のメリットの方が私にとってはとても大きかったのです。


今もやりたいことがたくさんあるので、 夜寝かしつけ後の講座や仕事は
ほぼ毎日です。でもそれは楽しいから。


看護師だけの時は「仕事=やりたくない」、行きたくないと思っていました。

今は仕事がしたくてしたくてたまらないという感じでしょうか。 

とりあえず私は
・稼ぐことが好き(節約は好きじゃない)
・自分が誰かの悩みを
 解決できることが嬉しい
・勉強できることが嬉しい
 
個人事業主として、法人代表としての生き方を楽しんでいます。 

どんな就労支援がある?

日本には資格取得のための受講料などを支援してくれる制度があります。

そして子連れでも相談しやすく、女性が働きやすい職場を優先案内してくれる、マザーズハローワークなどもさまざまな地域にあるので

利用してみてくださいね。

私は出産後に教育訓練給付金を使いFP2級+AFPの資格取得しています。

この制度によってかかった入学金や受講料の20%の金額(上限10万円)まで受講後に受け取ることができます。

もし何か資格を取得したい!と思っているのでしたら、このような支援制度がないかチェックしてみてくださいね。

ちなみに就労支援は…

◎高等職業訓練促進給付金

◎自立支援教育訓練給付金

◎ひとり親家庭高等学校卒業程度認定資格合格支援

◎就業支援講習会

◎保育士就学資金貸付制度

◎マザーズハローワーク

◎就業サポートセンター

など、さまざまな機関で制度が準備されています。

厚生労働省のHPもチェックしてみてくださいね。

【無料】離婚準備セットでもシングルマザーに関連する公的な支援制度一覧等を配布中です。必要な方はこちらから手に入れてくださいね。


 

働き方は

正社員のみ、
正社員+副業、
パート+自営業、
パート+パート
自営業

など、今はどんな働き方も、カスタマイズしていけるので、今の働き方に縛られる必要はありません。

シングルマザーにはよく「正社員になったほうがいいよ」とアドバイスをしていただくことも多いですが、正社員で働くことだけが、素晴らしいわけでもありません。

子どもにとって頼れるのがママだけになるのでしたら、まずはママ自身が自分を守れる働き方を目指しましょう。

看護師やカウンセラーのキャリアUP,圧倒的な問題解決力を身につけて、一緒にお仕事をしていきたい方向けです。

・LINEオープンチャット
・毎月無料のオンラインセミナー/交流会
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▼リカバリーセラピー

・頭でわかっていても変えられない
・特定の人へのイライラ・憎しみが強い
・人間関係の問題を繰り返してしまう

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